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ELVの解釈【スクラム関連ELVその1】[管理人の闘球部室]

投稿日時:2008/07/11(金) 17:30

ってことで、第1弾はスクラム関連のELVについてです。
スクラム関連のELVは、先にお知らせしたうちの⑫と⑬の2ルールで、今回は⑫について解説します。

⑫オフサイドラインはスクラム最後尾の足から5m背後となる。
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これについてはお題目のとおり、あまり深い説明は不要だと思います(※注:決して説明手抜きではないっ!)
イメージとしては、スクラム時のBKのオフサイドラインが、
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(従来)スクラム最後尾  → (ELV)スクラム最後尾から5m後ろ
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になるだけです。つまりスクラムの押し合いで前後した時や、オフサイドライン解消の条件などは従来通りです。
防御側が自陣ゴール前5mスクラムの場合には、これも従来通り防御側のオフサイドラインはゴールラインです。***********************************************************************
いずれにしてもスクラムセット時、防御ラインが5m下がりますので、攻撃側は、積極的にゲインライン突破を狙って、スクラムサイドアタック(但し8→9は注意が必要)や有効なBKサインを仕掛けていくべきであり、防御側は、それをどのようなディフェンスラインを敷いて防御すべきか、が重要になってくるでしょう。

と、これは割とシンプル?と思いきや、どうも1点だけ注意すべき点がありそうです・・・それは、
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注意すべき対象者: 主に攻撃側のSHかな?
注意すべきシチュエーション: スクラムからのパス出し時
覚えておくこと: パスアウトできるのは、SH役(要はスクラムにボール投入するプレーヤ)のみ
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これは何故か?ですが、今回のこのELVは、防御側だけでなく攻撃側ともに適用されるとのことで、攻撃側もSH以外のBKは全員(自分達側のスクラム最後尾の)5m後方に下がっていないといけない、という事が要因です(ここら辺はELV⑬のスクラムハーフのオフサイドラインが関連してる)。 つまりスクラム近辺(5m以内)にスクラムを組んでいる以外のプレーヤで存在が許されるのはSH(或いはSH役)1名だけ”なのです。

具体的に注意すべき状況を元に説明すると、「スクラムが押されて厳しい状態なので、ハリーでBKにボールを供給したい」こんな状況のときに使う手段として、例えばNo.8の後ろにSOが予め構えていて、SHがボールを投入しフッキングされてきたボールをキャッチして即BKへパスアウトする、というプレーをしたとします。この場合、スクラム近辺(5m以内)でスクラムを組んでいないプレーヤがSHとSOの2名いて、今回から上記の要因に引っ掛かるので、このケースでは、このSOはオフサイドプレーヤとなってしまうようです。

・・・このシチュエーションは正直うちのチームではあまり使ったことないなぁ・・・と思ってたのですが、ただ、個人的には、これに起因したむしろ別のシチュエーションでもNGとなる気がしていて、そっちが気になってます。
それは、No.8がダイレクトフッキングでボールゲットして速攻でサイドアタックする場合に、No.8がボールに触れる前にスクラムから肩外してしまってからボールを触ったらこれもNG(オフサイド)??ということです。要はスクラムから肩外した時点で、このNo.8はスクラム外のプレーヤという位置づけになり、この瞬間から、このNo.8も(唯一オフサイドラインが違うSH1名以外の)1プレイヤーとなり、スクラム最後尾(この場合ロックの足かな?)から5m後ろのオフサイドラインが適用されるため、この状態でボールに触ったらNG(オフサイド)になるんではないか?ということです。

正直この点については、まだ理解が足りてないので、後日確認をしていきたいと思いますが、もし正解を知って
いる人がいれば、是非コメントで補足してくださいませ。

以上がELV⑬についての解説です(解説というか感想みたいになってしまいましたが・・)。
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