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ELV(試験的実施ルール)について

2008/07/07

皆さん「日本ではどこまで適用されるの?」と気にされていたIRB(国際ラグビーボード)が発表したELV(試験的実施ルール)ですが、日本国内リーグにおいては、IRB発表の20数項目のうち、以下の13項目が2008年8月1日から取敢えず1年間を試験運用期間として実施することが正式に決定しました。
6/28に東京都ラグビー協会主催で、本年度の当該ルール改正についての説明会があり当ラグビー部員も
参加しました。その内容も含めて、今後の練習において説明や対策等をおこなっていくことになるかと思いますが、今回のELVは非常にインパクトのあるもので、実際のゲームプランに大きな影響が出ることは確実ですので、皆さん頭に叩き込んでおく必要ありです(個人的には③と⑫は特に影響大です)。

取急ぎ、以下実施される13項目について概要を取敢えずお知らせしておきます。
(以下、日本ラグビー協会HPのNEWS(http://www.rugby-japan.jp/news/2008/id4391.html)より部分抜粋)
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①アシスタントレフリーは、試合の主催者の要求にしたがって、いかなる方法によってもレフリー
 をアシストできる。

②コーナーポストは、ボールがインゴールに接地と同時にポストにも接した時以外は、タッチイン
 ゴールではない。

                  [ラインアウトとスローイン関連]
③自陣22m以内に持ち込んだボールをキックし、ダイレクトでタッチを割った場合は、蹴った時点
 でのタッチとなる。

④クイックスローインはゴールラインに平行か、または自陣ゴール側に向かってであれば、投入
 しても良い。

⑤いずれのチーム側にもラインアウト構成人数に制限は無い。(最低各チーム2名で成立する)
⑥ラインアウトにおけるボールレシーバー(スクラムハーフ役)はラインアウトから2m離れなければ
 ならない。

⑦ボールをスローイングするプレーヤーに相対する防御側プレーヤーはタッチラインと5mラインの
 間に位置し、かつラインアウト最前列からは2m離れなければならない。

⑧リフターはスローインより前にジャンパーに対しプレグリップしてもよい。
⑨リフティングは許される。
                        [モール関連]
⑩「モールに参加するプレーヤーは、頭と肩を腰よりも低くしてはならない」という条項を削除する。
⑪プレーヤーは、モールを引き倒して防御してもよい。
                        [スクラム関連]
⑫オフサイドラインはスクラム最後尾の足から5m背後となる。
⑬スクラムハーフのオフサイドラインは現行どおりとするが、スクラム近辺にいない場合は5m
 背後に下がる。

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で、正直これを読んだだけで、「具体的にどう変わるの?」というイメージが沸かない人は多いでしょう。
なので詳細については、今後、ブログの方で随時解説を掲載していきたいと思います。